充電設備の基礎性能を知りましょう

充電設備の基礎性能を知りましょう

電気自動車の充電器は大きく「普通充電設備」「急速充電設備」の2つに分けられ、さらに普通充電設備は100Vコンセントと200Vコンセント、300Vのポール型に分類できます。本体価格と合わせて、どのタイプがどのくらいの充電時間でフル充電になるのか? まずは基本性能から見ていきましょう。

充電設備のタイプと性能一覧

充電設備 普通充電 急速充電
コンセント ポール型
100V 200V 300V
充電時間 航続距離
160km
約14時間 約7時間 約30分
航続距離
80km
約8時間 約4時間 約15分
充電設備本体価格例
(別途工事費)
数千円 数十万円 二百万円以上

PICK UP 時間帯別電灯契約でおトクな夜間充電をしましょう!

昼間・夜間とも電気料金が同額の電気料金プラン(従量電灯契約)の場合は、充電器を導入するタイミングで時間帯別電灯契約への変更をおすすめします。時間帯別電灯契約の夜間充電時の電気代は、昼間充電時の3割前後になります。

  • PAGETOP

設置場所別 おすすめ充電方式

設置場所別 おすすめ充電方式

経済産業省・国土交通省は、EVの充電設備は自宅である戸建て住宅やマンション・ビルなどプライベートな場所での利用(プライベート充電)と、公共施設や商業施設などのパブリックな場所での利用(パブリック充電)を想定しています。

以下では、プライベート充電とパブリック充電の設置場所に適した、駐車場タイプと充電方式をご紹介します。

プライベート充電

一般の方が自家用車の充電を行う場合は、普通充電をおすすめします。

  駐車場タイプ 充電方式
戸建て 平置 普通充電
マンション 平置・自走式
機械式
(二段・多段方式)
ビル 平置・自走式
機械式
(エレベータ方式など)
屋外駐車場 平置

パブリック充電

商業施設や公共施設などで車での利用者数が多い場合は、急速充電のほうが良いケースもあります。

  駐車場タイプ 充電方式
商業施設・ディーラー、
コンビニ、公共施設、SA、SS、
時間貸し駐車場など
平置・自走式 普通充電
or
急速充電
機械式
(エレベータ方式など)
普通充電
  • PAGETOP

充電時の注意事項

市販の延長ケーブルやドラム式リールは使えません

純正以外のケーブルやドラム式リールを使用すると、充電時に発熱して火災などの発生につながるおそれがあります。充電時は必ず電気自動車付属の純正ケーブルを使ってください。

既存の100Vコンセントは使えません

下図のような抜止型のコンセントが駐車場付近に設置されている場合がありますが、このコンセントは充電に必要な電気容量が不足しているケースがほとんどです。容量が足りない場合はブレーカーが作動し、同一回路で使用している電気機器とともに停電になるので抜止型コンセントは使わないようにしましょう。

抜止型コンセント

接地極が付いていないコンセントは使えません

接地極(アース刃受)が付いていないコンセントは、万一の漏電の際に人体を感電から護る仕組みがはたらかないため、電気自動車の充電には使用できません。

接地(アース)極が付いていないコンセント

PAGETOP